1984年に東亜マッチ㈱様の敷地の一角に共同作業所「希望の家」が開設しました。
当時は地域に利用できる社会資源はほとんどなく、精神障害者家族会希望の会が、関係者とともに立ち上げたのが始まりです。
必要性から誕生した希望の家は当時まさに、在宅の当事者、家族の「希望」でした。
その後、精神障害者を取り巻く環境や制度はめまぐるしく変わり、徐々に精神保健福祉は充実していきました。
しかし、私たちが望む社会を作っていくためには当事者、家族が抱える問題・課題を明らかにし、必要な資源や制度を作らなければいけません。
サービスに繋がりにくく、コミュニケーションを苦手とする障害の特性によって、引きこもりがちな方々は多くいられます。
各個人のニーズによって自由に利用できる、居場所型の地域活動支援事業所「ふぁーれ」ができたことでまた1歩歩みを進めることができました。
多くの会員と家族会、地域の方々と共に豊かな地域生活の実現に向けて取り組みたいと思います。
「特定非営利活動法人希望の会福祉会」「精神障害者家族会長岡希望の会」ともども皆様のご協力ご支援を今後ともよろしくお願いいたします。
希望の会福祉会 理事長 森田直子
